【ダイエット栄養学】ビタミン・ミネラル

所沢・高田馬場でダイエットサポートを行っているパーソナルトレーナーの砂川幸也(すながわ ゆきや)です。
ダイエットをする上で最低限知っておきたい栄養学「ダイエット栄養学」のいよいよシリーズ最終回。
これまで「タンパク質」「脂質(あぶら)」「炭水化物(糖質)」とお伝えしてきました。
そして、最終回は「ビタミン・ミネラル」がテーマです。
ビタミン・ミネラルの働き

ビタミン・ミネラルはエネルギーにはなりませんが、三大栄養素のタンパク質、脂質、炭水化物(糖質)がエネルギーに変わる時の代謝を助ける働きがあります。
また、その他の代謝や体の一部を構成するためにも必要なため、私たちの体にとって欠かせない栄養素です。
車で例えると、潤滑油やオイルです。
三大栄養素のタンパク質、脂質、炭水化物(糖質)にビタミン・ミネラルを加えて五大栄養素と言います。
ビタミン
体に必要な量はわずかですが、体内でビタミンを合成できないあるいは必要量を合成できないため、食品から摂取しなければいけません。
ビタミンは、その性質から水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。
水溶性ビタミン
水溶性ビタミンには、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)とビタミンCがあります。
これらは体の中のさまざまな代謝に必要な酵素の働きを助けています。
たとえば、食事で摂った炭水化物(糖質)や脂肪、体に蓄積した体脂肪などを燃やす時には、多くのビタミンB群が必要になってきます。
また、体内でコラーゲンを作る時にはビタミンCが必要になります。
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンは、ビタミンA、D、E、Kがあり、主に体脂肪や肝臓に蓄えられています。
お肌の調子や免疫などに関わるなど、体の機能を正常に保つはたらきをしています。
しかし、摂りすぎると過剰症を起こすことがあると言われているので、偏った食生活やサプリメントによる過剰摂取には気をつけるようにしましょう。
ミネラル
体の調子を整えたり、体の一部の構成材料(歯や骨、血液など)になったりするなど、さまざまな働きをしています。
ビタミンと同様に体に必要な量はわずかですが、ミネラルも体内で作り出すことはできず、食品などから摂取する必要があります。
ビタミンが不足すると
ビタミン不足するとさまざまな欠乏症となるおそれがあります。
「体がだるい」などは潜在性の欠乏症かもしれません。
必要量は満たしても、あなたの体の調子を整える量より少なければ、体は負担を負いながら正常な機能を保とうとします。
その結果、倦怠感や疲労感などの症状が現れることも。
ダイエットにおいては、代謝がスムーズに行われず、努力しているのに結果が表れにくいといった状態の原因になっていることがあります。
ミネラルが不足すると
不足は欠乏症、多過ぎれば過剰症となるおそれがあります。
たとえば、汗をかく夏にはナトリウムなどのミネラル不足で熱中症になることがあります。
しかし、ナトリウムを摂りすぎると高血圧などのリスクを高めると言われています。
適量を摂ることが大切です。
ビタミンと同様に、ダイエットにおいては、代謝がスムーズに行われず、努力しているのに結果が表れにくいといった状態の原因になっていることがあります。
多く含まれる食材

さまざまな食材に含まれているため、普段から色々な食材を偏りなく食べるように心がけることが大切です。
特にダイエットをする人には多くのビタミン・ミネラルが必要になるため、私がサポートをしている方には野菜・海藻・きのこ・果物をオススメしています。
まとめ!
ビタミン・ミネラルはエネルギーにはならないが、代謝や体の一部を構成するために欠かせない栄養素。
車で例えると、潤滑油やオイル。
特にダイエットをする人には多くのビタミン・ミネラルが必要になるため、普段から色々な食材を偏りなく食べるように心がけることが大切。
野菜・海藻・きのこ・果物などがオススメ。
ただし、過剰症にも注意が必要。
この記事を書いた人

- パーソナルトレーナー
- これまで延べ3万人以上を指導した経験をもとに、週1回のトレーニングで結果を出す独自のダイエットプログラムを開発。
太らない食べ方が無意識にできるようになる食習慣指導にも定評があり、リバウンドを重ねていた女性たちから支持され、契約するジムで年間売上1位になるほどの評判となっている。
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