ダイエットに挫折するのは脳が原因

所沢・高田馬場でダイエットサポートを行っているパーソナルトレーナーの砂川幸也(すながわ ゆきや)です。
先日、あるお客さまがトレーニング中に、こんなことを言っていました。
「パーソナルトレーニングを始めてから10kgくらい体重が減ったので、さすがに昔の服ではサイズが合わなくなりました。」
うん。うん。
ここまでは、良くある話です。
しかし、このお客さまのスゴイところは、このあとの話にありました!
「それで、新しい服を買ったんですけど・・・またしばらくしたら、買い換えなきゃですよねー。」
ね。スゴイでしょ。
あなたには、何がスゴイかわかりましたか?
え?わかりませんか??
今後さらに痩せるイメージが出来てしまってることがスゴイのです!
今後さらに痩せることをリアルにイメージ出来てしまったので、「また服を買い替えなきゃ」という心配まで出てきてしまったんですね。
スバラシイ!
ダイエット挫折と脳の関係

人は無意識に自分が過ごしている現在の状態を保つように行動しようとします。
この自分が過ごしている現在の状態のことを、脳科学や心理学の分野ではコンフォートゾーンと言います。
コンフォートゾーンの中にいると安心できるし、落ち着くのです。
逆にコンフォートゾーンの外に出てしまうと、ストレスや不安を感じるようになります。
だから、普通はコンフォートゾーンの中で過ごしたり、コンフォートゾーンの外に出たら元に戻るような行動をしたりします。
例えば「ダイエットは明日から~」と言ってダイエットを先延ばしするのは、コンフォートゾーンの外に出ることを無意識に「イヤ」と感じているからです。
たとえダイエットに挑戦しても、すぐにダイエットをやめてまた元の習慣に戻ってしまう。
これは、コンフォートゾーンの外からコンフォートゾーンの中に無意識に戻ろうとする行動なのです。
だからダイエットは難しい。
ダイエット成功の秘訣は脳をだますこと

でも、コツを使いながらダイエットしていると、ある日コンフォートゾーンがズレてしまうことがあります。
そうすると、現在の状態の方に違和感が出てきてしまうのです。
今の体型では納得できない!
もっと痩せてないとダメ!
あの服を着ている私が本当の私だ!
そんな感情になってきます。
そして、完全にコンフォートゾーンがズレてしまった日には、痩せることが当たり前に感じます。
「また服を買い換えなきゃ」と言ったお客さまは正にこの状態。
痩せることが当たり前だから、痩せたあとの服の心配をしているのです。
コンフォートゾーンが完全にズレると、無意識に痩せる行動をするのでダイエットは加速します。
例えば、無意識に栄養バランスを整えたり、姿勢をまっすぐにしたり。
ぜひ、あなたも痩せたあとの服を心配するくらいコンフォートゾーンがズレるように意識してみてください。
この記事を書いた人

- パーソナルトレーナー
- これまで延べ3万人以上を指導した経験をもとに、週1回のトレーニングで結果を出す独自のダイエットプログラムを開発。
太らない食べ方が無意識にできるようになる食習慣指導にも定評があり、リバウンドを重ねていた女性たちから支持され、契約するジムで年間売上1位になるほどの評判となっている。
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